北海道大学物質科学リーディングプログラム(ALP)に在籍する大学院生が東京で開催される「サイエンスアゴラ2019〜Human in the New Age〜」に出展します。テーマは『世界最強の“ゲル”が人類を救う!?』。「ゲル」という不思議な物質の魅力や可能性を子どもたちに伝える公開出前授業です。
2015年の国連サミットで持続可能な開発目標(SDGs)が採択されました。私たちは、超高齢化や環境問題といった世界共通の課題が多く抱えています。その解決策として労働力の確保や環境に配慮した材料の開発が進められており、次世代の材料として高分子ゲルに注目が集まっています。水が主成分であるゲルは環境調和型の材料であり、さらに、生物に最も近い成分であるため、人工関節軟骨やソフトロボットなどへの応用が期待されています。一方で、社会的にはゲルが実際にどの様な材料であるかあまり知られていません。この機会を使って、基礎から北海道大学で実験されている最先端の研究を紹介し、次世代を救う可能性の高いゲルのへの理解を深めていただきます。
事前登録の必要はありません。最先端の科学の結晶である高分子ゲルを実際に触れるチャンスです。ご家族連れでぜひ北海道大学ALPのブースにお越しください。お待ちしております。
強靱なゲル
※今回の出前授業開催にあたってNHKの番組『チコちゃんに叱られる』のみなさまにご協力いただきました。展示の中で、かわいいチコちゃんがわかりやすく優しく不思議な物体「ゲル」を説明してくれます。どうぞお楽しみに!
【開催概要】
日 時:2019年11月16日(土)・17日(日)10 : 00〜16 : 00
会 場:テレコムセンタービル4階 ブース番号「414」
〒135-0064 東京都江東区青海2丁目5−10
アクセス:https://www.tokyo-teleport.co.jp/b/tel/access.php
対 象:小学生以上
主 催:北海道大学物質科学リーディングプログラム(ALP)
サイエンスアゴラ2019で出前授業を行う大学院生
実施リーディング生
・奥村 剛士、薮田 明優、游 震生、石坂 優人