2014
10.16

11月10日(月)東京開催
研究成果発表のあり方と倫理に関するクローズド・ワークショップ

お知らせイベント

※10.16開催公表、10.20更新、11.01更新

 理研STAP細胞騒動などの事例では、研究倫理の問題とあわせ研究広報のあり方の問題がクローズアップされました。これを契機ととらえ、研究成果の公表において、科学技術広報担当者は何にどのように関与すべきか、どのようなリスクにどのように準備すべきかを考えるワークショップを開催します。併せて、研究者みずからや科学技術コミュニケーター等がいかに研究倫理や発表倫理を織り込んで活動するべきかについても考えます。
 率直な議論の環境を確保するために、本ワークショップは関係者限りのクローズド形式とします。また、参加者がみずからの問題意識を事前に再確認するため、各自が考える研究発表のあり方と倫理についてのご意見を参加申し込み時に提出いただきます。これを議論のたたき台とし、参加者みなで建設的な討議を形成しましょう。

【案内】20141110実施_JACST・北大ALP研究発表倫理ワークショップ(20141101更新).PDF
※このPDF文書は以下と同内容が記載されているものです。

開催日時・場所
2014 .11.10(月) 09:30~19:00
※JST主催の科学技術コミュニケーション祭典サイエンスアゴラの翌日です
筑波大学 東京キャンパス 文京校舎 120講義室
112-0012 東京都文京区大塚3-29-1(地下鉄東京メトロ 丸ノ内線 茗荷谷駅から徒歩2分)
http://www.tsukuba.ac.jp/access/bunkyo_access.html

参加申し込み方法
 
参加条件(後述)を満たす参加希望者本人が、このURL上の申し込みフォーム(本ページの最下方に設置)に必要事項をすべて記入し直接申し込んでください。当日の議論の参考にするため参加者の問題意識や疑問点を事前に取りまとめますので、各自が想定する論点もこのフォーム上でご記入いただきます。
※申し込みフォームは2014.11.09(日)24時まで有効化の予定です。
※論点アンケートは2014.11.04(火)24時までに集まった情報を集約する予定です。

実施体制
主催:科学技術広報研究会(JACST)
   北海道大学 物質科学フロンティアを開拓するAmbitiousリーダー育成プログラム
共催:北海道大学 高等教育推進機構 科学技術コミュニケーション教育研究部門CoSTEP
   筑波大学


開催時程
特記ない限り、話題提供の各セッションともに話題提供35分+質疑応答・論点整理20分

09:15                  受付開始
                          事前申し込み者のみ(論点出しアンケート提出者のみ)

09:30                  趣旨説明
                           岡田小枝子(KEK広報室長/JACST会長)、藤吉隆雄(北大ALP特任准教授)

09:40〜10:40      研究発表の倫理:そもそもルールはどうなっているのか          
                          山崎茂明氏(愛知淑徳大学教授、訳書「ORI研究倫理入門」、著書「科学者の発表
               倫理」等)
                         (話題提供40分+質疑応答・論点整理20分)

10:45〜11:40      広報方法:なぜクライシスに至ったのか〜現場からの考察〜
                          南波直樹氏(理研CDB広報国際化室 ※2014.09現在)

11:45〜12:40      科学技術ジャーナリズム:番犬機能と議題設定機能
                          内村直之氏(科学ジャーナリスト、元・朝日新聞記者(科学部等)、北大CoSTEP
               客員教授)

12:40〜13:30      昼食休憩

13:30〜14:25      総合討論1:科学技術広報についての論点整理
                          岡田小枝子(KEK広報室長/JACST会長)、藤吉隆雄(北大ALP 特任准教授)

14:25〜14:40      小休憩

14:40〜15:35      研究者の自由:外部から情報提供や見解を求められたら
                          榎木英介氏(近畿大学医学部講師、NPO法人サイエンスコミュニケーション設立時
               代表、サイエンス・サポート・アソシエーション代表、著書「嘘と絶
               望の生命科学」「医者ムラの真実」「博士漂流時代」)

15:40〜16:35      研究者を育てる:若い研究者への研究指導、発表指導
                          岩崎秀雄氏(早稲田大学教授、早大報告書に対する研究科有志意見表明の代表の一人)
                          ※校務都合によりビデオでの話題提供に変更します。総合討論2には参加予定です

16:40〜17:35      研究機関のガバナンス:独立した研究者の立場と組織の一員の立場
                          中村征樹氏(大阪大学准教授(科学史)、理研改革委員会委員)

17:35〜17:50      小休憩

17:50〜18:45      総合討論2:研究者の情報発信についての論点整理
                          岡田小枝子(KEK広報室長/JACST会長)、藤吉隆雄(北大ALP 特任准教授)

18:45〜19:00      閉会挨拶、会場撤収
                          ※会場撤収は参加者全員で実施
                          ※撤収後に希望者は懇親会を実施

※10.20内村氏の称号変更。11.01岩崎氏の参加形態変更

 

参加可能な対象者

 次の参加条件のいずれかを満たす方に限り、事前申し込みにより参加が可能です。
ただし、メディア企業に現役で所属している方は参加できません。

1、科学技術広報研究会(JACST、主催)の会員
※今回のワークショップを契機に入会を希望する方は、入会手続きが完了した後に参加申し込みをしてください。

2、北海道大学物質科学フロンティアを開拓するAmbitiousリーダー育成プログラム(ALP、主催)の関係者
※リーディング生(パイロット生、プログラム生)、プログラム担当者、プログラム特任教員・スタッフ、リーディング生の所属研究室教員、異分野ラボビジットの受け入れ対象研究室教員

3、北海道大学 高等教育推進機構 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP、共催)の関係者
※教員・スタッフ、現在の受講生、過去の受講生

4、筑波大学(共催)の関係者
※広報室の渡辺政隆教授に了承を得てから参加申し込みをしてください。

5、上記1の会員または2~3の本行事主担当教員が、議論へ有益な寄与をするとして特に推薦する者

 

備考
※  本ワークショップは主催共催4組織による会合です。公開行事ではありません ※11.1追記
※  事前登録制です。クローズド開催のため取材は受け入れません
※  ワークショップの開催自体と話題提供者・時程の事前公表は可です
※  事後には開催事実と議論の要約のみ公表は可ですが、公表前に話題提供者の事前確認が必要です。ブログ等の個人メディア、報告書等の内部記録、広報資料もこの取り扱いに含みます
※  開催経費執行機関において広報資料・報告資料に開催時の写真を利用することがありますこれらへの利用および記録のために運営側で写真、映像、音声を採取します
※  主催・共催組織である北海道大学 博士課程教育リーディングプログラムからは、研究倫理や情報発信への理解を深める契機として所属する大学院生等も参加します
※  本ワークショップでの論点整理をもとにし、2015 年の春に北海道大学でJACST・ALP合同で研究発表倫理に関する公開シンポジウムを開催予定です
※  運営側と話題提供者の合意がなされた場合、本ワークショップと次年度の公開シンポジウムの議論の結果を研究成果として取りまとめて公表する可能性があります

 

問い合わせ先

本行事について:北海道大学 物質科学フロンティアを開拓するAmbitiousリーダー育成プログラム
https://phdiscover.jp/hu/alp/
ethics@sci.hokudai.ac.jp 011-706-3359 (担当:藤吉)

科学技術広報研究会について:
https://sites.google.com/site/kohojacst/
jacst-office@googlegroups.com

 

PAGE TOP