リーディングパイロット生(2013年プログラム採用)のうち5人がスイス連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)を訪問しました。現地の研究者の先生方と交流するとともに、2014年11月27日から28日にかけて行われた北海道大学ースイス連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)合同シンポジウムで研究発表を行いました。
ETHZはノーベル賞受賞者を21名も輩出しているヨーロッパ屈指の大学です。リーディング生の今回の訪問の目的は、現地の研究者や学生との交流を通じて、海外の超一流の研究教育環境を肌で感じ、なおかつシンポジウムに参加して口頭発表することで専門的な研究のディスカッションを行おうというものです。
写真上:Shulter 教授の教授室で面談後の一コマ
写真左:シンポジウムでの口頭発表の様子 写真右:研究室見学でのディスカッション
外国で行われる国際学会での発表ははじめてというメンバーもいましたが、参加者は万全の準備で発表に臨み、プレッシャーもかかるなかで、それぞれ大変質の高い発表ができました。現地の先生方の評価も上々で、このプログラムの効果が現れ始めていることを確信しました。
本年は、日本とスイスの国交樹立150周年記念行事の1つでもあり、28日夜に行われた全体セレモニーでは駐スイス日本大使も参加されるなど、普段では経験できないイベントとなりました。プログラム生たちは先日実施されたビジネスマナー研修のスキルをさっそく実践し、大使と名刺交換させていただいていました。
写真左:ETHから見下ろしたチューリヒの町 写真右:ETH前の広場にて
多くの参加学生にとって初めての海外経験でもあり、これから始まる海外インターンや海外サマーキャンプといった、国際的実践力を獲得するためのカリキュラムのためのよい準備となったと思います。今回の経験を糧に努力を惜しまずグローバルリーダーへの道を歩んでいってもらいたいと思います。
報告:伊藤肇(工学研究院教授・プログラム担当教員)