リーディングプログラムでは、新プログラム生となる第3期生(修士課程1年生)、第2期編入生(修士課程2年生)を募集しています。今回の活動報告では、6月に開催する試験説明会に先立ちまして、先輩プログラム生が企画・実施した募集説明会の様子を紹介します。
平成28年4月21日(木)と26日(火)、リーディングプログラムに興味を持っている学生や博士課程進学を視野に入れている学生に対して、プログラム生がメリットや経験、意見を伝える「学生企画 募集説明会」を開催しました。両日あわせて63名の学生が参加し、先輩プログラム生の発表に耳を傾けていました。
写真:4月21日に理学部5号館大講堂で行われた募集説明会の様子。パネリストとして5名の先輩プログラム生が登壇。
冒頭で教員がプログラムの概要を説明した後は、プログラム生が引き継ぎ、会場からの質問を受付ながらパネルディスカッション形式で進めました。パネリストとして登壇したのは、プログラムに在籍して半年の2期生(博士前期課程2年)から今年度4年目となるプログラムパイロット生(博士後期課程2年)までの5名。これまでプログラムで学んだカリキュラムやイベントについて説明し、体験して良かったこと、苦労したことを自分の言葉で伝えました。参加した学生からは、研究とプログラムの両立、経済支援や選抜試験などについて多くの質問が寄せられました。
プログラム生主体の募集説明会を開催するにあたり、新プログラム生勧誘プロジェクト(代表・2期生:尾崎 雄平さん)を立ち上げ、20名のプログラム生が2ヶ月前からミーティングを重ねて企画を立案し、役割分担を行って準備をしてきました。本説明会の企画・実施を行ったことで、プログラム生が身につけた力を教員側が再認識する良い機会にもなりました。
写真:パネル討論形式で、各々が体験したイベントを説明するプログラム生。
写真:選抜試験に関する質問に回答する平井特任助教(ALP学生選抜専門委員)。
写真:4月26日にフロンティア応用科学研究棟で行われた2回目の募集説明会。参加者からインターンシップに関する質問を受け、実際に海外インターンシップに参加したプログラム生が自身の体験を語りました。
写真:募集説明会後の懇親会の様子。参加者がプログラム生と直に交流し、率直に質問できるように環境づくりにも工夫を凝らしました。
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●参加したプログラム生の感想●
リーディングプログラム2期生 尾崎 雄平(新プログラム生勧誘プロジェクト代表)
学生企画リーディングプログラム説明会は、リーディングプログラムのメリットや得た経験などをプログラム生が主体的に伝えられる機会として、3期生、2期編入生の応募者数を増やすことを目的に行われました。一例ではありますが、「説明会・懇親会を通し、これまではプログラム応募へ躊躇していたが、前向きな考えを持つようになった」という声もあり、リーディングの魅力を伝えることが出来たと考えています。興味をもってくれた学生も多いと思いますが、一方で、まだ迷っている学生も数多くいると考えられます。今後、選抜試験説明会や編入試験説明会などの機会に学生から何かしらのフォローアップ、あるいはホームページからのアプローチが出来ないか現在検討中です。
写真:募集説明会終了後に懇親会のアナウンスをする尾崎さん(左)。
リーディングプログラム2期生 羽山 慶一(4月26日パネルディスカッション登壇者)
パネルディスカッションにパネリストのひとりとして参加したことは、勧誘のためだけではなく、自分自身のためにもなりました。パネリストとして参加し、修士課程1年時に行ったイベント、企業セミナーや異分野ラボビジット、第3回国際シンポジウムについて説明したり質疑応答をする中で、これまでのリーディングプログラムの活動を振り返ることができたことに加え、先輩方の説明を聞いて今後のイベントに対する心構えをもつことができました。
リーディングプログラムに興味を持っている学生に対して、リーディングプログラムの活動を伝えることができ、収穫のあるイベントだったと思います。予想以上に多くの後輩が参加してくれていたため、応募も多く集まるのではないかと期待しています。
写真:企業セミナーについて説明する羽山さん(中央)。
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写真:学内に掲示されたポスター
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報告:山本 靖典(リーディングプログラム特任准教授)
尾崎 雄平(リーディングプログラム2期生)
羽山 慶一(リーディングプログラム2期生)
構成:リーディングプログラム事務局