2014
05.01

データの量も質も圧倒的
〜第247回アメリカ化学会ナショナルミーティング〜

海外渡航助成

データの量も質も圧倒的<br>〜第247回アメリカ化学会ナショナルミーティング〜

2014年3月16日から20日、米テキサス州ダラスに行ってきました。アメリカ化学会が年2回開催するナショナルミーティングに参加するためです。10,000を超える参加者がアメリカ全土だけでなくヨーロッパやアジアからも毎回集まる、毎年開催される化学分野としては世界最大規模の学会の一つです。最先端の知識を得るだけでなく、自らの研究を国際的に発信する重要な機会です。

私のポスター発表でも多くの海外の研究者が興味を持ってディスカッションしてくださいました。ポスター発表翌日に会場内で私を見つけ、研究内容と名前を再確認してくださった方のことは忘れられません。自分の研究の意義を認められたと感じられ、これから自信をもって研究を進めていく原動力になるような嬉しい経験となりました。その一方で、質疑応答で細かいニュアンスを的確に表現できないシーンもあり、もっと英語力を向上させなくてはと痛感しました。

世界を牽引する化学者の直近の研究成果を聞けたことはもちろんのこと、ナショナルミーディング全体で発表されるデータの量と質がともにとても充実しており、圧倒的な迫力で迫ってきたのは印象的です。見ることができた多くの研究発表はどれも興味深い内容で、私自身今後の研究方針を深く考え直すきっかけとなったアメリカ化学会体験となりました。

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報告:I.R. (リーディングプログラムパイロット生)
編集:リーディングプログラム事務局

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