世界の仲間と話し合い、 創造する楽しさを
長谷川 靖哉
プログラム担当教員/国際連携委員長
大学院工学研究院 応用化学部門 教授
“国際的”と付く学びは英語で行われる、とは皆さんも容易に想像するところでしょうが、その本質は単なる英語教育を行う場ではありません。確かに我々が提供する語学研修カリキュラムは充実していますが、英語はあくまでもツールのひとつ。肝心の目的は他者とコミュニケーションをとることであり、我々が国際色豊かなワークショップの場を重視する理由もそこにあります。すなわち「国際的実践力」とは、国際的な仲間とともに何かを生み出す力だと言い換えることができると思います。このとき心にとめておきたいのは自身に高い専門性がなければ、世界の舞台で話し合いのテーブルに座ることは難しいということ。修士課程で得たテクニカルな学びプラスアルファの力を持つ博士課程の研究者になって初めて、国際的な話し合いの場に立てるというもの。自分に力がつけば目の前に見える世界もさらに広がり、世界に役立つものを生み出していく楽しさも倍増します。世界の仲間とお互いのスペシャルをかけ合わせる楽しさを、皆さんにもぜひ体感してほしいですね。