2020
02.10

[教員インタビュー]
グローバルリーダーに必要な5つの力
#05 内省的知力

インタビュープログラム紹介

[教員インタビュー]<br />グローバルリーダーに必要な5つの力<br />#05 内省的知力

腰を据えた学びで 定期的にリフレクションを

大津 珠子

プログラム担当教員 
大学院理学研究院 理学研究院長付 准教授

「内省的知力」とは、メタな視点から客観的に自分を分析する力、さらに言い換えると専門分野に閉じこもることなく、社会へのアンテナを張って自身との相関性を考える力であるととらえています。次代の社会人になる皆さんには、自分の仕事や研究が社会に与える影響を想像し、専門外の人や市民のみなさんに納得してもらえる言葉で誠実に対話する力、社会で起きている事象を傍観せず、当事者としてコミットする意識を育んでもらいたいです。勿論、そのような知力は短期間で獲得できるものではなく、定期的にリフレクションする姿勢が重要です。そのためには博士前期・後期課程の5年間という歳月をかけて、学ぶ環境があることが理想です。企業様からも「博士課程修了者は一つの分野を突きつめて考え抜いた経験があるからこそ、異分野に対しても課題を発見する能力を発揮できる」と評価していただいています。私たち教員も、みなさんの社会的感受性を育み、これからのリーダーに必要な内省的知力を鍛える学びの場の提供をしながら、博士前期・後期の5年間をバックアップしています。

サイエンスアゴラ2019に出展した出前授業。テーマはSDGs

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