2018
07.01

第4回北大ー東北大合同シンポジウムを開催しました

イベントプログラム行事

第4回北大ー東北大合同シンポジウムを開催しました

本リーディングプログラム(ALP)は、東北大学のリーディングプログラム「マルチディメンジョン物質理工学リーダー養成プログラム(以下MD)」と第4回合同シンポジウムを開催しました。

両リーディングプログラムは、いずれも平成25年度に博士課程教育リーディングプログラムの複合領域型(物質)に採択されたプログラムであり、分野横断的に物質・材料科学を学び、博士号取得後には社会で広く活躍する人材を育成することを目的としているという多くの共通点を持ちます。両プログラムはこれまでに、互いの活動成果を共有し、協力関係を構築・維持するための合同シンポジウムを3回共同開催しています。

今回の合同シンポジウムは、本学札幌キャンパスを会場として、平成30年5月18日~20日の3日間にわたって行われました。これまでの合同シンポジウムは2日間の日程で行ってきましたが、今回は週末を有効活用し、両者が交流する時間をたっぷりと確保するために3日間の日程での開催となりました。東北大生が到着した18日は、北大のラボツアーとウェルカムレセプションを開催しました。

写真:ラボツアーの様子。

 

翌19日には、これまでの合同シンポジウムの枠にとらわれない新たな試みを行いました。その試みとは、両プログラムの学生が合同でファシリテーション講習会を受講するというものです。フロンティア科学研究棟で行われたこの講習会は、内田龍之介氏を講師としてお迎えし、北大から14名、東北大から13名の合計27名が受講しました。

ファシリテーションとは、合意形成を円滑に行うためのプロセスのことを指しますが、会議やワークショップなどの場においてそのような役割を担う人のことをファシリテーターと呼びます。この講習会では、特に問題解決を目指したワークショップで結果を出せるファシリテーターとなるために必要な技術の習得を目指しました。

 

写真:ファシリテーション講習に講師としてお招きした内田龍之介氏。講習を通してワークショップでのファシリテーションに必要な技術を学びます。

 

18日の夕方から19日の午前には学生企画のワークショップが計5時間に渡り行われました。このワークショップは、グループごとに新しい「融合研究」を提案することを目指した議論を行いました。事前のファシリテーション講習会で、ワークショップでの効果的な議論の仕方を学んでいたため、レベルの非常に高い提案が多く出されました。

 

写真:「融合研究提案」をテーマとした両大学リーディングプログラム生によるワークショップの様子。「磁場を用いた生体デリバリーシステム」を提案したグループが優秀賞を受賞しました。

写真:本シンポジウムの代表世話人を務めた山形颯さん(北大・数学)による挨拶の様子。本シンポジウムは、ALPの3期生、4期生が中心となって企画・運営を行いました。

 

本シンポジウムのスケジュール:

5/18(金) 午後: 北大のラボ見学、東北大MD学生・教員との交流会

5/19(土) 午前: 内田講師によるファシリテーション講習会

午後: 研究発表会(ポスターセッション)

ALP学生運営のワークショップ(融合研究提案) 

5/20(日) 午前: ALP学生運営のワークショップ(融合研究提案・前日の続き)

 

報告:リーディングプログラム特任助教 北原圭

 

 

 

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