1/17～1/18の二日間に渡り北海道大学理学部４号館にてクロスボーダーシンポジウムが行われました。クロスボーダーということで、分野を跨いだ6名の方に講演をして頂き、交流を通じて他の分野の研究を知り横断的な研究を促進することが目的であります。今回は、蓮の葉とバラの葉の表面における水滴に関する濡れ現象，創傷治癒過程等における細胞集団の運動の数理モデル、視覚神経の分化の波の数理モデル、自己組織化とバイオミメティクス、においに対するパターン識別・差分検出を解明するための蟻の研究、時系列データから背後にある力学を抽出する埋め込み時系列解析とその回転流体に対する応用など幅広い内容でありました。議論も盛んに行われ、それぞれが自分の研究領域の立場から様々な観点で意見を出し合いました。最先端の研究を分野の垣根を超えて生で聞くことのできる内容の濃く深いシンポジウムでありました。

 報告：S. H.（リーディングプログラム１期生）