手つかずの課題に気づき、ともに突破する仲間を募る
七澤 淳
プログラム担当教員
大学院理学研究院 客員教授
中冨 晶子
プログラム担当教員
大学院理学研究院 教育研究戦略室 准教授
七澤:「フロンティア開拓力」を細かく解析すると、「まだ浮上していない“これから”のニーズを具体的に構想できるスキル」と「課題解決に向けた実践スキル」。他国の事例を分析したり人や情報を集めたり、あるいは語学や情報発信力といった技、腕力が求められます。そして、その後の難題に打ち勝つには、連携が必要不可欠。専門や利害が異なる仲間を束ね、WIN-WINになるよう信頼関係を育み、ともに難題を突破する。それこそが「開拓」スピリッツだと思います。
中冨:日々の実験や研究の中でのちょっとした違和感や疑問に気づくことが「フロンティア開拓力」の序章です。その漠然とした気づきの正体を定義づけ、解決策を考えられる様になるのは、総じて博士課程2年目になってから。修士の時よりさらに専門性と自信が高まって、霧が晴れたように視界が開けてきます。研究者として“開花”の瞬間です。そこから先は、科学技術コミュニケーションの学びを活かして仲間を増やすとき。研究の情熱と感動を共有できる仲間の存在が、あなたを力強く励ましてくれます。