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イベントレポート 令和を切り拓く君へ 〜日本オラクル対話型セミナー〜

2019年10月4日に北海道大学理学部大講堂で「令和を切り拓く君へ(対話型セミナー・日本オラクル編)」と題して行われた、企業の方と博士課程学生との対話型セミナーの講演内容をダイジェストでお届けします。

日時: 10 月4 日(金)14:45~16:15
会場: 理学部大講堂5 号館203
主催: 北海道大学物質科学フロンティアを開拓するAmbitiousリーダー育成プログラム、北海道大学理学研究院
共催: 日本オラクル株式会社

ゲスト(日本オラクル株式会社)敬称略
石積尚幸(いしづみひさゆき)│執行役 副社長
小守雅年(こもりまさとし)│テクノロジーコンサルティング統括本部長
武吉佑祐(たけよしゆうすけ)│クラウド・テクノロジーコンサルティング事業本部
Keith Ray Grogg(キース・レイ・グロッグ)│コンサルティングサービス部門
人見尊志(ひとみたかし)│公共ソーリュション部 部長

グローバル企業オラクルと博士人材の活躍

最初に副社長の石積様から日本オラクル社の説明と博士人材の様子についてお話をいただきました。

石積です。オラクルは、企業向けソフトウェア会社であり、マイクロソフトが行っているような一般の方たちへの製品提供は行っていません。弊社がサービスを提供している会社の中には、GAFAと呼ばれているグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンもあり、売り上げの上位を占めています。

オラクルの会社規模はトヨタ自動車とほぼ同じで、おおよそ世界で46位、47位付近です。設立は1977年であり、IT企業としては老舗と言えるでしょう。従業員数は13万人ですが、特に注目していただきたいのは、13万人の従業員中に、開発者が非常に多く38,000人おり、全社員の30%を占めます。このように、オラクルは多くの社員が開発に携わっている会社です。開発者の中には、みなさんと同じように、博士の学位を取得して来られた方がたくさんいます。

アメリカにはオラクルの本社がありますが、開発拠点は世界中に分散しており、日本にも開発者がいます。彼の上司は、アメリカにいたり、インドにいたり、中国にいたりして、ネットワークを使って開発業務を行っています。

私の部下の一人は、大学を出てオラクルに入り、博士号を取るために会社を一回やめて、イギリスに行って勉強をし、帰国後、東大に入り直し、そこで博士号を取得し、またオラクルに戻りました。そして、もっとアジアで活躍したいと言って、タイに転勤し、そこで日本を含めたアジアをサポートしています。世界を舞台に活躍している、そういう技術の会社とお考えください。

IT企業とは?ITとは?ポートフォリオの変遷

テクノロジーコンサルティング統括本部長の小守様からは、社会の急速な変化と共に会社の業務も変わる中、一人ひとりが自分の役割を見出すことの重要性をお話いただきました。

小守です。この20年間、オラクルは多様に変化してきました。創業者であるラリー・エリソンは、「1番」が大好きです。全てのプロダクトの分野で1番になれということで、ERPと言われる企業システムのバックオフィスのシステムとデータベースの製品で1番を取ろうとしました。そして、次にソフトウェア、ハードウェアをコンパイルして提供しようということを考えました。これが10年前のことです。

ここ10年でクラウドという時代が来ると、ハードウェアを買う必要が無くなりました。たった20年でどんどん商材が変わっていきました。この変わりようを例えるなら、みなさんの研究が来年には市場に出ていき、市場に出てしまえば真似をされますから、常に次のことを考えなくちゃいけない。そんなスピード感で動いています。

僕がオラクルに入った頃は2000年ぐらいで、なんのプロジェクトをやるのにも100人1単位でした。1晩で千人集めるのがかっこいいとされていたんです。1晩で千人集めるのがかっこいいとされていたんです。それが2010年になると、先ほど言ったソフトウェアとハードウェアをコンパイルしたものが出てきます。そうするとプロジェクトのサイズが小さくなり、製品を提供する時にQCD、つまりクオリティ、コスト、デリバリーという3つのものを僕たちは担保することが重要になりました。製品のことだけを知っているのではなく、お客様のプロジェクトを詳しく知り、課題に対してきっちり収める仕事に変わりました。

グローバル企業ですから、日本が夜になっても、アメリカが動いて、イギリスが動いてと、要するに24時間365日働き続ける時代になります。世界の情報シェアをどのようにしていこうか、どうやってお互いのコミュニケーションスタイルをとっていくかという問題が現れます。そのうち、ハードウェアもソフトウェアも提供していたのに、クラウドも提供していくと、オラクルは一体何を売りたいのと言われるわけです。そうすると僕たちはしばらく仕事の仕分けをすることになる。それくらい20年間で仕事の種類が変わります。今求められているのは「変化に強いコンサルタント」なのです。

続いて、武吉様とキース様からは、ご自身の仕事やキャリアパスの経験についてお話をいただきました。

社会実装の難しさに直面して

コンサル担当の武吉です。私は具体的なコンサルのプロセスを紹介します。最近インフォマティクスと科学技術研究領域をシナジーさせて今までできなかったことを可能にすることを目指して研究されている方が非常に多くなっています。例えば、材料物質科学の世界で解決すべき課題として、硬くて、軽くて、安い材料ってどう作ればいいのかという問題があります。実際に実験して試して、その素性を調べてパフォーマンスを見るのではなく、こういう素性のもの、パフォーマンスの物質が欲しいという時に、どうやってそれを作ればいいのか、このような逆問題をどう解くかということがよく問題になっています。そのようなところをよりスピードアップし、より精度を上げるためにITの力を使っていこうという流れが最近注目されています。実際に私自身も、研究機関のみなさんに対してオラクルのサービスを提供させてもらっています。

今、私はインフォマティクス関連の仕事、つまりデータ分析をさせていただいていますが、最初は狭い領域しか見えていなかったんです。例えば、新しいことをやってみたいという時に、ITのスキルとか統計学とかグラフとか機械学習のアルゴリズムとかをひたすら学んで試すということを、繰り返していました。当然これをコンサルティングに生かしてサービス提供しなければならないので、サービス化してお客さんに提案したことがあります。ところが、お客さんのリアクションは「なんかすごそうだ、面白そうですね」だけで終わってしまいました。

何で提案が採用されなかったのだろうと考えて、自分の勉強が足りなかったのだろうと思い、一年さらに勉強していましたが、結局、ビジネスとして採用されませんでした。社会実装の難しさというのを身に染みて感じて、当然、上司である小守さんに怒られてしまい、自分の技術を高めるだけでは社会実装できないと痛感しました。

そこで、社会実装の難しさを打開するにはどうしたらいいのかを考えました。データ分析のプロジェクトというのは、大きく分けて3つのロールが必要です。研究も同じで、いわゆるドメインの知識がある方と、統計理論とか理論のわかる方、あとはそれを実装できるエンジニア、この3つのロールが揃って初めてデータ分析のプロジェクトというのは回ります。

オラクルのコンサルタントはエンジニア寄りではあるのですが、理論もビジネスも必要なのだと気づいたことが私の中では大きかったです。私も理系の出身なので理論より、エンジニアリングに興味が行ってしまうのですが、お客様がやりたいことや、要望の背景を理解していないとサービスは採用してもらえず、社会実装に至らないということを学びました。どんなに高度な理論やアルゴリズムを知っていたとしても、作り出すことができても、お客様や社会の要求に応えられないと意味がありません。今はビジネスとか領域を広げて勉強しているところです。

最後になりますが大学院生の皆さんにメッセージを贈ります。私が理系の皆さんや研究の経験がある皆さんに期待していることをお伝えします。自分が興味のあることを超えて、その先どのように生かしていきたいか、ドメイン間の知識の融合、シナジーのところも頭の片隅に置いておき、今後も研究に励んでいただきたいです。そして、前提のないアイディアを作る力です。これからは、0から1をつくるというところが本当に大事な世の中になってくると思うので、そういうことに慣れている方々と私自身は一緒に仕事したいなと思います。

思い切って他分野に飛び込んで専門性を活かす

コンサル担当のキースです。。私は機械学習やネットワークの仕事をしています。大学に在籍している夏休みにオラクルのインターンシップに参加しIT業界の世界、データの扱われ方を知り、興味を持ちました。

いろいろな仕事を見て、自分はどのような分野の仕事をしようか悩みました。機械工学を勉強していたのは、ものづくりが好きだったし、テスラやスペースXにとても憧れていたからです。このまま機械工学の分野に進むのもいいし、まったく違うビジネスに進むのも面白そうだけど、機械工学で学んだことを自分は捨てられるか心配になりました。

しかし、ITにとても興味があったので、卒業した後にオラクルデジタルジャパンっていう組織に入りました。営業職に入り、これで自分のスキルは終わりなのかなと思っていました。その後、コンサルティングサービス部門への異動のチャンスがあり、機械工学で勉強してきたものを使えるのではないかと思いました。これまでの経験を生かすことができ、IT会社に入って機械工学で勉強してきたものをサプライできるなんて想像していませんでした。武吉さんと同じ部署に入って、また材料工学という言葉を聞けるのかとびっくりしました。

これからITがいろいろなサイエンスの分野に広がり、データを今後どうやって扱うかが課題です。大学時代は自分が勉強していた機械工学をやっているのはエンジニアだけなのかなと思い込んでいましたが、思ってもみなかった別の業界のところでも生かせることがわかりました。こういったデータ、ITという共通点があることで、様々な分野の人が一緒に働けます。そこで自分はどのようにこれまでのキャリアを生かせるのかを探すと、キャリアパスは広がっていくと思います。

このイベントの企画に参加したALP(※)の学生のみなさんの準備の様子と感想を動画にまとめました。

※ALP: 北海道大学物質科学フロンティアを開拓するAmbitiousリーダー育成プログラム

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Update

2020.02.12

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