9月30日(水)、北海道大学スマート物質科学を拓くアンビシャスプログラム(以下、SMatS)第8期生採用式が理学部本館大会議室にて執り行われました。このプログラムは、大学院生に対して、専門分野の研究にとどまらず、スマート物質科学力並びに社会実装実現力を養成するものです。武次徹也コーディネーター(理学研究院教授)が6名のプログラム生に採用認定証を授与しました。
武次徹也プログラムコーディネーターの挨拶
スマート物質科学を拓くアンビシャスプログラム(SMatS)第8期生の皆さん、採用おめでとうございます。今年度は、総合化学院から5名、生命科学院から1名の計6名をお迎えすることができ、大変うれしく思っています。プログラム担当教員を代表して、心よりお祝い申し上げます。

SMatSでは、自分の専門領域を越えて学び、その知識を研究に生かす実践力を養います。実験研究に取り組む人が数理科学・計算科学・データ科学を学び、理論研究に取り組む人が実験を学ぶ。それらを座学で理解するだけでなく、実際に使える力として身につけることを大切にしています。さらに、研究の成果を社会につなげる「社会実装実現力」を磨くことも、このプログラムの柱です。

この1年ほどでAIは目覚ましく進展し、実験・理論を問わず、研究の進め方も大きく変わりつつあります。皆さんだけでなく、私たち教員も試行錯誤しながら活用しています。非常に便利な技術ですから、ぜひ積極的に使っていただきたいと思います。
一方で、AIに任せきりにしてしまうと、踏み込んだ質問に自分で答えられないことがあります。だからこそ、「何を明らかにしたいのか」「どのような問いが重要なのか」を、自分自身で考えることが欠かせません。SMatSで数理科学・計算科学・データ科学を学ぶことは、AIの使い方を覚えることとは異なります。これらをしっかりと学び、AIも活用しながら、自分の力で研究を深めていってください。

そのためには、異分野の人たちとの交流も重要です。SMatSには、異分野ラボビジットや産学官連携など、通常の研究室生活だけでは得にくい出会いや学びの機会が用意されています。ぜひ積極的に参加し、自分の専門を深めるとともに、研究の幅を大きく広げてください。
皆さんは、博士課程への進学を見据え、ここに集まられたことと思います。これからの4年半、このプログラムの機会を存分に生かしていただければと思います。皆さんの成長と活躍を大いに期待しています。本日は誠におめでとうございます。
高橋正行特任教授によるガイダンス
採用式に続き、高橋特任教授によるガイダンスが行われました。特に人的ネットワーク形成力を涵養する科目群の中でも社会的に注目され、6年間継続している「DX 提案実践演習」が詳しく紹介されました。この実習はIT 企業における顧客への DX 提案を体験するインターンシップ形式のアクティビティです。日本オラクル株式会社の支援のもと、富良野市や石狩市と共働し、各種メディアでも取り上げられてきました。その詳しい内容はPh.Discover(博士人材の未来を拓く情報発信)で紹介されています。
https://phdiscover.jp/phd/article/1380
https://phdiscover.jp/phd/article/1939
https://phdiscover.jp/phd/article/2772
https://phdiscover.jp/phd/article/3625
https://phdiscover.jp/phd/article/3750