2024年3月12日、2024年度北海道大学スマート物質科学を拓くアンビシャスプログラム(以下、SMatS)第4期生採用式がオープンイノベーションハブ エンレイソウ大一会議室にて執り行われました。このプログラムは、大学院生に対して、専門分野の研究にとどまらず、スマート物質科学力ならびに社会実装実現力を養成するものです。武次徹也コーディネーターが5名のプログラム生に採用認定証を授与しました。
武次徹也プログラムコーディネーターの挨拶
「スマート物質科学を拓くアンビシャスプログラム(SMatS)」 4 期生に採用された皆さん、おめでとうございます。プログラム担当教職員一同、皆さんを歓迎いたします。
4 月よりこのプログラムは 4 年目に入ります。4 期生は選抜試験を夏に行いましたので、半年おいての顔合わせということになりますが、昨年 10 月に入学した 1 名を含め、全体で 6 名の方が採用されました。皆さんの学年から、採用が修士課程に拡張することになり、変則的ですが、先に M1 の学年の6名が 5 期生として採用され、夏から活動を始めています。
さて、スマート物質科学とは何か、改めて述べると、広い意味での物質科学分野の研究に、実験だけではなく、数理科学、計算科学、データ科学を導入してアプローチしていく科学を意味しています。その導入によって、おのおのの研究課題を俯瞰的にとらえ、本質を理解し、研究の加速につなげることが可能となる、と我々は期待しています。これらのアプローチを身に着けるには、座学の講義で授業を受けるだけでは不十分で、実践を通じてスキル等を身に着けることができる講義や実習を用意しています。このスマート物質科学のアプローチと同時に、異分野の研究者との交流や、研究活動と社会とのつながりを強く意識するようなイベントもカリキュラムに取り入れています。
ここ数年続いてきたコロナ禍による活動自粛もだいぶ緩和され、プログラム生同士が顔を合わせての、異分野の研究交流や海外に行く機会も増えてきました。ぜひこのプログラムをうまく活用して、専門プラスアルファの力を身に付け、研究の幅を広げて頂けたらと願っています。皆様のご健闘をお祈りしています。