物質科学で世界を切り拓く社会で活躍する博士へ
北海道大学大学院総合化学院、生命科学院、理学院、工学院、環境科学院のほか電子研附属社会創造数学研究センターが連携してカリキュラムを運用します。その他学内６つの研究院、センター、学外の研究機関とも恊働して学際的な教育、研究を実施。さらには、学内人材育成支援組織である科学技術コミュニケーション教育研究部門（CoSTEP）、工学系教育研究センター（CEED）、人材育成本部、国際本部、フロンティア化学教育研究センター（FCC）の強力なバックアップによりグローバルリーダーを育成します。
グローバルリーダーに必要な、圧倒的専門力、俯瞰力、フロンティア開拓力、国際的実践力、内省的知力の5つの力を獲得することを目指します。
圧倒的専門力 自分自身の分野について深い知見をもち、高度な専門的課題を解決するための具体的なアプローチを組み立てる力
*プログラムで専門性が高まったかを確認する2つの関門を設置。博士後期課程3年次には独立した研究者として
活動する機会が与えられます。
俯 瞰 力 科学技術諸領域の知識や考え方を広く修得することで、柔軟な思考力と広い視点をもち、領域横断型の研究を推進する力
*異分野ラボビジットや数理連携で新たな発想と技術を獲得。そのうえでプログラム生5人程度のチームにより
Problem-Based Learningを実施します。
フロンティア開拓力 解決すべき重要な問題をいち早く発見し、課題を設定して、その解決を実行することで新分野を切り開く力
*企業幹部への研究プレゼンやインターンシップ、企業コンソーシアムを実施し視野を広げます。
リーダーシップ論や科学技術政策も学びます。
国際的実践力 多様な世界観が存在することを理解し、グローバルに共有可能な新しい価値を創出する力
*集中特訓と海外研修で英語力向上のうえ、外国の学会やインターンシップに積極参加。
海外で国際シンポジウム運営できる能力も獲得します。
内省的知力 正確な自己認識と高い倫理性を通じて、自らの内在的動機と社会のニーズを調整することで、社会との対話を実践し自律的に行動する力
*科学技術コミュニケーションを始めて10年以上の実績を持つ北大CoSTEPと連携。
社会との対話を実践するほか、研究倫理の理解も深めます。
QE1に合格した異なる専門分野を持つ５人のリーディング生が一つのユニットとなった「教育研究ユニット」での取り組みを中心に、 プログラム独自で実施する科目・イベントを相互に組み合わせることで、小さなグループワークから大きなフレームワークにて複数のグループを管理する活動へと、リーディング生がプログラムの進行に伴って無理なくステップアップできる様にカリキュラムが編成されています。
指導教官のもと専門研究を行い、修士課程2年次には修士論文、
研究を主体的に行う能力を審査します。修士課程2年次の1学期と博士後期課程2年次の2学期末に実施します。
最終学年では「独立ラボ運営」「先端共同研究」「企業共同研究」「海外共同研究」いずれかを選択し、研究プロジェクトを主導します。
学内外研究機関と連携
電子研附属社会創造数学研究センター / 理学研究院 / 工学研究院 / 先端生命科学研究院 / 薬学研究院 / 地球環境科学研究院 / 触媒科学研究所 / 電子科学研究所 / 遺伝子病制御研究所 / 物質・材料研究機構（NIMS） / 高エネルギー加速器研究機構（KEK）
異分野の研究室に一定期間配属し、新たな技術習得を目指します。（受入れ先として50以上の研究室が参加）
異なる専門分野をもつ五人の学生が一組となり、教員などのアドバイスを受けながら、現代社会の難問題解決を目指して研修、討論、共同研究などを行います。
理学院数学専攻と連携して開講する授業です。研究を進める上で不可欠な数理科学の視点を養います。
産学連携プログラム担当者を招き企業と連携
日立製作所 / 帝人 / 富士電機 / 東芝 / 新日鉄住金 / JFEスチール / ブリヂストン / 昭和電工 / ADEKA / 協和発酵バイオ
企業研究幹部や人事担当者との懇談で期待されるドクター像を理解します。
産業界でのリーダー能力を高めるべくProblem-Based Learning型のアクティブラーニングに取り組みます。
国内企業との連携で3週間から3ヶ月の研究インターンシップに参加できます。
産業界の課題を見つけ解決策をプレゼンテーションするアクティブラーニングを行います。
総合化学院の「化学産業実学」、人材育成本部（CEED）の「創造的人材育成特別講義」のいずれかを履修します。
実務家中心の講師陣から科学技術政策を学び、状況を適切に判断する能力を身につけます。
国際化教育プログラム担当者を招き海外大学等と連携
北京大学 / ソウル国立大学 / 国立台湾大学 / 清華大学 / 南京大学 / マンチェスター大学 / チューリッヒ工科大学 / ストラスブール大学 / カルフォルニア大学バークレー校
国際会議等での研究成果発表のための渡航費用を支援します。
国際的人的ネットワークを形成するための渡航費用を支援します。
海外から研究者と大学院生を招き、英語によるシンポジウムとワークショップを運営します。
海外の大学等研究機関へ1～2ヶ月のインターンシップに参加できます。
海外の大学・研究機関で研究発表会や意見交換会をリーディング生みずから企画し開催します。
英語論文の校正費を支援し英文雑誌での論文発表を推進します。
北海道大学大学院工学研究院工学系教育研究センター（CEED）が開講する英語講座です。英語による基盤的なコミュニケーション能力の向上を目指します。
語学習得のための短期留学渡航費用をプログラムが助成します。
専門研究をわかりやすく伝えるスキルを身につけるとともに、社会の中での研究開発のあり方、科学技術に関する倫理を学びます。
講義で学んだことを活かし、市民向けのイベントを企画して実施します。
科学技術コミュニケーション教育研究部門（CoSTEP）と連携して開講する講義です。社会に科学を伝える手法などを学びます。
リーディングセルフプロモーション講義で獲得した手法を実践し、アウトリーチのスキルを養います。
倫理性の高いグローバルリーダーに成長するために必要な素養と知識を修得します。
国内での多様な研修に参加するための1週間以内の旅費を支援します。
国内の他の大学・研究機関・企業等に滞在する3ヶ月以内の研究活動の旅費を支援します。
高度な専門的知識や教養・倫理性などを獲得するために各界の専門家を招いてのセミナーを展開します。
