7月10日(水)、文部科学省及び科学技術振興機構(JST)が主催する未来の博士フェス2024が、東京都千代田区の一橋大学で開催され、会場及びオンライン参加併せて1,000名を超える企業、公官庁、学生、大学関係者が集まり、石森 浩一郎事業統括(理学研究院教授・副学長)及び、EXEX博士人材フェローシップで支援する博士課程学生4名がそれぞれ自身の研究のショートプレゼンテーション、研究ポスター発表、社会課題解決提案グランプリへ参加しました。
未来の博士フェス2024メインビジュアル
本イベントは2023年度初めて開催され、革新的な技術や発想によって新たな価値を生み出す科学技術イノベーションの担い手として期待される将来の博士人材として、博士学生を産官学で応援するイベントです。
学内の選考及び、JSTで選考された4名の博士学生が参加しました。浪江日和さん(農学院博士課程3年)は、ショートプレゼンテーションとして、壇上で自身の研究である「無肥料無農薬水田における中耕除草が温室効果ガス排出に与える影響」を発表し、登壇した各界のコメンテータからその内容を評価され、壇上で複数の企業からリクルートを受けるほどでした。
信原佑樹さん(工学院博士課程2年)は「亜酸化窒素を用いたハイブリッドロケットの長時間燃焼時の燃焼特性」でポスターセッションに、松元 晶さん(文学院博士3年)は「1960年代のソ連中央アジア映画表象」でポスターセッション及びデモンストレーションに参加し、多くの来訪者の方々の質問に丁寧に回答していました。
平田大賀さん(医学院博士1年の)は、他大学の博士学生と共にチームを組んで臨む社会課題解決提案グランプリに参加、楽天グループ株式会社が提供した課題テーマに対して、一人も取り残さない社会を目指して、化学物質過敏症に苦しむ方々に対し、楽天の既存サービスを活かした具体的な解決策を提案、見事最優秀賞に選ばれました。4名の活躍により、多くの企業関係者が集まる中、優秀な博士学生の魅力をアピールすることができました。
ポスターセッションで研究発表をする信原さん(左)、松元さん(右)
大学院教育改革推進室では今後も、EXEX博士人材フェローシップを通じて、当プログラムに参加する博士学生をサポートし、社会に対して博士学生の強みや魅力の発信、学生の将来の様々なキャリアパスの拡大に貢献していきます。
左から浪江日和さん、平田大賀さん、信原佑樹さん、松元晶さん、石森浩一郎教授
なお、当日の様子はこちらで公開されています。
(学務部学務企画課大学院教育改革推進室)
【関連リンク】
未来の博士フェス2024特設サイト
https://www.jst.go.jp/jisedai/mirainohakushi2024/index.html