公共政策大学院修士課程1年の張乃元(ちょうないげん)さんと環境科学院博士課程3年の姚遠(ようえん)さんが、8月16日から24日まで、富良野市シティプロモーション推進課でインターンシップ(就業体験)を行いました。与えられたテーマは移住促進情報サイト「リビング・フラノ」の充実です。このサイトを訪れた市民が、市の子育て・教育施策について一目でわかるためには、どのような工夫が必要か、二人で話し合いながら提案をまとめました。
張さんは移住者の視点に立つことを大事にしたそうです。「富良野市は美しい自然環境、安心できる社会環境、質の高い教育資源、多彩な伝統文化が融合し、アウトドア体験を満喫できるまちです。子育て世代にとって活力と魅力的な場所を提供します、というメッセージを用意しました。」さらに「インターシップの期間に直面した課題は主に二つありました。一つ目は情報の定期的な更新です。サイト内の情報を最新に保つため、定期的な更新プロセスが必要です。新たな支援施策やインセンティブが追加された時も、迅速に反映できる仕組みが必要です。二つ目は利用者からのフィードバックを収集し、利用者の満足度や改善要望を集めることです。この二つの課題を整理して、サイトの質を向上させる改善策を検討しました。今後の市の施策に生かしてもらえたら嬉しいです。」
姚さんは「今回のインターンシップから、子育て支援に関することを深く理解することができました。この経験は、私が研究している専門分野と関連していません。しかし将来、子育て世代になる私にとって、自分ごととして捉える貴重な機会となりました。」また「地域貢献の重要性とウェブコンテンツの制作スキルを向上させることができ、このような機会を提供してくれた富良野市のみなさまに感謝しています。」と感想を残しました。
二人とも中国からの留学生ですが、富良野市の職員のみなさまとのコミュニケーションを大切にして、短い期間に大きな成果を残せたようです。
写真提供:富良野市
参考:二人の体験は北海道新聞(8月24日朝刊)で紹介されました。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/897257/