Ph.Discover

  • Archives
  • 「Ph.Discover」プロジェクト始動のご挨拶
  • ミッション Ph.D.の5つの壁を越える
  • ロゴマークに込めた願い
  • 共同研究型インターンシップ

Categories

  • MESSAGES
  • INTERVIEWS
  • LECTURES
  • CAREERS
  • FACTS
  • NEWS
  • EVENTS
  • REPORTS

Keywords

  • ALP
  • CoSTEP
  • DeepTech
  • DX
  • DX博士人材フェローシップ制度
  • EXEX博士人材フェローシップ
  • EXEX博士人材フェローシップ生
  • IEEE
  • IT分野
  • JSR株式会社
  • JST次世代研究者挑戦的研究プログラム
  • NTT物性科学基礎研究所
  • PBL
  • Ph.Dialogue
  • Ph.Dreams
  • Ph.Dxclasses
  • SDGs
  • SMatS
  • Society 5.0
  • SOUZOUプロジェクト
  • SSH認定校
  • TEATIME
  • URA
  • アート
  • アウトリーチ
  • アカデミスト株式会社
  • アグリ事業
  • イノベーション
  • インキュベーション
  • インターンシップ
  • ウェルビーイング
  • オンラインイベント
  • カーボンニュートラル
  • キャリアディスカバリー
  • キャリアパス
  • クラウドファンディング
  • グローバルリーダーに必要な5つの力
  • コミュニケーション
  • サイエンス・フェスタ
  • サステナビリティ
  • サツドラ
  • シスメックス株式会社
  • スマートシティ
  • スマート物質科学を拓くアンビシャスプログラム
  • スマート物質科学力
  • ソフトウェア
  • ダイアローグ
  • ダイキン工業株式会社
  • ダイセル株式会社
  • ダイバーシティ
  • データサイエンス
  • データベース
  • パナソニック株式会社
  • フロンティア開拓力
  • ヘルスケア
  • マイクロンメモリジャパン株式会社
  • メディア掲載
  • ロゴデザイン
  • 一環コース
  • 一貫コース
  • 一貫短縮コース
  • 三大学連携事業
  • 中谷医工計測技術振興財団
  • 企業研究費
  • 住友ファーマ
  • 住友ファーマ株式会社
  • 俯瞰力
  • 働き方改革
  • 共同研究型インターンシップ
  • 内省的知力
  • 創薬
  • 創薬開発
  • 北海道
  • 北海道大学DX博士人材フェローシップ
  • 北海道大学アンビシャス博士人材フェローシップ
  • 北海道大学物質科学フロンティアを開拓するAmbitiousリーダー育成プログラム
  • 半導体
  • 博士後期課程
  • 博士課程DX教育プログラム
  • 博士課程進学
  • 国際的実践力
  • 圧倒的専門力
  • 大学院生
  • 大日本住友製薬株式会社
  • 学位取得
  • 学生支援
  • 富良野市
  • 就職活動
  • 心理学
  • 数学
  • 文部科学省
  • 日本オラクル
  • 日東電工株式会社
  • 旭化成株式会社
  • 昭和電工株式会社
  • 未来の博士フェス
  • 株式会社Donuts
  • 株式会社アオキシンテック
  • 株式会社アカリク
  • 株式会社アミノアップ
  • 株式会社くいんと
  • 株式会社データフォーシーズ
  • 株式会社ブリヂストン
  • 株式会社リバネス
  • 株式会社光合金製作所
  • 株式会社日立ハイテク
  • 株式会社日立製作所 短期留学
  • 株式会社神戸製鋼所
  • 次世代研究者
  • 生成AI
  • 留学
  • 異分野交流
  • 石狩市
  • 社会人ドクター
  • 社会人大学院
  • 社会実装実現力
  • 科学技術振興機構
  • 計算化学
  • 課題発掘力
  • 起業
  • 遠友ファーマ株式会社
  • 量子技術分野

Ph. Dreams #012:DCは語る〜糖鎖で薬を届けたい!

北海道大学大学院 生命科学院では、キャリアパス教育の一環として、学部3年生を対象にした学科イベント「DCは語る」(DC:Doctoral Course=博士課程)を定期的に開催しています。博士課程修了者が自身の経験を語ることで、現役生に進路の一つとして博士課程進学を考えてもらうことが目的です。2022年6月6日は、遠友ファーマ株式会社の横井 康広(よこい やすひろ)さんが話しました。

横井さんは、生まれも育ちも札幌という生粋の札幌っ子です。2015年に理学部生物科学科(高分子機能学)を卒業した後、生命科学院に進学し、先端生体制御科学研究室(西村研究室)に所属していました。2020年に博士の学位を取得して、現在は遠友ファーマ株式会社(北海道札幌市)に勤務しています。

分からないことが分かる楽しさ

学生時代は、疾患に関連する糖タンパク質について研究していました。糖タンパク質は、タンパク質に糖鎖がついたもの、糖鎖は、鎖のように糖がいくつもつながったものです。糖鎖は細胞の表面を覆っていて、細胞同士のコミュニケーションに欠かせない分子です。いろいろな疾患の診断や治療に有効ですが、糖鎖の構造は多様性があるために調べるのはとても難しいです。解明されていないことが多いので、それを自分で少しずつ明らかにしていくことに手応えを感じ、研究が楽しくなっていきました。

研究を続けたい

西村研究室を選んだのは、化学実験が魅力的だったからです。「糖鎖ってよく分からない」と感じていましたが、よく分からない化合物を扱うからこそ、新しい発見も多いのではないかという期待もありました。先輩たちが楽しそうにしていることも、研究室を選んだ理由の一つです。みなさんも、ぜひ先生や先輩からいろいろな話を聞いてみてください。研究室を選ぶ時は、研究内容だけでなく、人間関係や雰囲気なども大事にするといいです。

研究が楽しくて、もっと続けたいと思い、修士課程に進学しました。その後は就職しようと考え、修士1年の時に就職活動をしました。就職活動中に、いろいろな企業の研究者と話す中で、博士の学位の必要性を感じたので、博士課程への進学を決めました。博士課程修了後は、企業の研究職に就きたいと思う一方で、自分の興味がある研究を続けたいとも考えていました。ちょうどその頃、西村先生の研究成果を元に、大学発ベンチャーの遠友ファーマ株式会社が設立されたのです。ここなら自由な研究環境で、主体的に研究を進められそうだと感じ、入社することにしました。

糖鎖を搭載したナノ粒子を作製している様子

狙った場所に薬を届ける

現在は、ナノ粒子を使った薬物送達システム、DDS(Drug Delivery System)の研究開発をしています。一般的な薬は血液と一緒に全身を巡るので、投与した量の千分の一から一万分の一だけが患部に届きます。薬が目的以外の場所にも届くことで、副作用が起こることもあります。

理想は、投与した薬が「必要な時、必要な量、必要な部位に」届けられることです。そのための技術がDDSです。薬剤をナノ粒子やカプセルに封入し、目的の場所に届け、必要最小限の量で効果を出すしくみです。副作用を減らし、医療費を抑えることも可能です。ナノ粒子を目的の場所に到達させるためのカギとなるのが糖鎖です。これからもいろいろな糖鎖を試していくことで、薬を狙い通りに届けられるように研究を進めていきたいです。

「先輩は語る」会場の様子

 

Information

Update

2022.07.14

Categories

  • MESSAGES
  • LECTURES
  • FACTS
  • REPORTS

Keywords

  • Ph.Dreams
  • キャリアパス
  • 創薬開発
  • 遠友ファーマ株式会社
  • Facebook
  • X
  • LINE

投稿ナビゲーション

Previous
  • NEWS
  • REPORT
アトランタ研究留学体験記:ジョージア工科大学での学び
2022.07.29
Next
  • MESSAGE
  • LECTURE
  • NEWS
  • REPORT
DX(デジタルトランスフォーメーション)入門セミナーが開催されました
2022.07.08

Related Articles

    • EVENT
    • REPORT
    [イベントレポート]「第2回半導体に夢を持てるのか、輪になって躍ろう北海道! 2024 ~Society5.0を支えるために、未来を展望する~」Part 3
    2025.04.18
    • EVENT
    • REPORT
    [イベントレポート]「第2回半導体に夢を持てるのか、輪になって躍ろう北海道! 2024 ~Society5.0を支えるために、未来を展望する~」Part 2
    2025.04.18
    • EVENT
    • REPORT
    [イベントレポート]「第2回半導体に夢を持てるのか、輪になって躍ろう北海道! 2024 ~Society5.0を支えるために、未来を展望する~」Part 1
    2025.04.18
    • MESSAGE
    • NEWS
    • EVENT
    • REPORT
    2024年度北海道大学物質科学フロンティアを開拓するAmbitiousリーダー育成プログラム修了式を開催しました
    2025.04.15

私たちはPh.Discoverを応援します!
大学外の立場からの提言、講義、情報提供、インターンシップの受け入れなど、博士人材の育成に協力しています。※掲載は順不同

Ph.Discover
  • お問い合わせ
  • サイトポリシー
Official
SNS
TOP